Beautiful Game Theory: How Soccer Can Help Economics
K**S
Bought as gift
Bought as a gift for my son who studies ECON and loves futbol. He was pleased.
J**N
Buen libro.
Este libro ha sido de gran ayuda para la elaboración de mi tesis de grado. Excelente material de estudio. ok
_**_
Perfectly balanced - Well written - Amazing book - Connecting Theoretical Game Theory by applying it on real world examples&
Perfectly balanced - Well written - Amazing book - Connecting Theoretical Game Theory by applying it on real world examples&....it is proved to be right.It ends up to be impressive -(For any game-theory-field lover, or even for any lover of soccer that wants to see a more 'mathematised' reality that proves to be THE CORRECT one, behind the general chit-chat and unconscious probabilistic expectations as a fan)- compared to you possible expectation/what you actually may be thinking before buying it.Do recommend it.
土**寛
サッカーを見る楽しみが増える!様ざまなサッカーデータを用いた実証研究を楽しく解説している経済学本
「経済学は経済の仕組みについての学問である」という説明は間違いではないかもしれないけれど、(ゲイリー・ベッカーが言ったように)経済学の本質は分析の対象そのものよりも方法論にある。そして、本書が扱う題材はサッカーだ。著者はロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)の経済学者である。計量経済学の手法を用いて幅広い分野で研究していて、経済学の一流学術誌(AER, JPE, Econometricaなどなど)に多数の論文を報告している。ここ数年に書かれた論文の題目を見ると心理的ストレスとか認知機能とかの行動経済学的な領域のものが多いようだ。本書には「サッカーはどのように経済学に役立つのか(How soccer can help economics)」という副題が付いている。しかし、著者が「はじめに」で述べているように、話の主眼はサッカーではなくて経済学である。具体的に言えば、ペナルティキックや試合中のファウルなどのデータを使って経済学の理論が正しいのかどうかを本書で検証する、あるいはそのような研究を紹介するという内容になっている。別に経済学に限った話ではないけれど、理論は現実の観察データによる裏付けを必要とする。しかし現実のデータを集めて理論を検証するのはしばしばとても難しい。現実の人間は経済学が仮定する経済人(ホモ・エコノミクス)ほど単純ではないし、行動には制約がない。そして人びとの目的や動機も外からは分かりにくい。そのため、状況が理論の想定にどの程度合っているのかが不明確で、集めたデータで理論を検証するためには様々な調整が必要になる。その点、サッカーを題材にしてデータを集めることには利点がある。例えばペナルティキックを考えてみよう。キッカーの目的は複雑ではないし(シュートを決める)、そのための行動も限られている(シュートする)。そして結果はきわめて明白で、しかも完全に観察できる(シュートが決まる、ゴールをはずす)。サッカーに関係するデータを用いた研究の結果がクリアであるゆえんだろう。本書の内容はサッカーの試合になぞらえて前半・ハーフタイム・後半の三部構成になっている。前半(1-5章)は、ミニマックス戦略の実証に関連したいくつかの研究に充てられている。ペナルティキック(PK)において、理論的には、キッカーはどこにボールを蹴っても得点率が等しくなるようランダムにシュートするはずである。そして実証研究は実際にそのとおりであることを示した。また、PKを模した実験室実験でも、プロのサッカー選手はミニマックス戦略に従って行動を選択するという。そのほかにも前半の5つの章は、実験室実験の結果を見る際に注意すべきことは何か、現実にミニマックス戦略を採る時に脳の中で何が起きているのか、心理的プレッシャーのために先手と後手でPKの成功率が異なることなどを紹介している。ハーフタイム(6章)は、サッカーの試合結果に対する賭け率の変動データを使って効率的市場仮説を検証した研究の紹介に充てられている。後半(7-11章)が扱うのはひいきや差別にかんする研究である。観客から受ける重圧のせいで審判はホームチームに有利なロスタイムを設定する、勝ち点を増やすように制度を変えるとファウルプレイが増えて観客に対するゲームの魅力を損なう、といった内容が含まれる。本書で掲げているのはスポーツ好きな人たちが知りたいような「気の利いている」疑問ではない、と著者は述べているけれど、実際にはどの問いもとても興味深い。そしてサッカーのエピソードを交えながら、明瞭な計量分析の結果とともに答えが示されていく。読んでいてとてもわくわくする本だった。本書を理解するための前提知識(経済学、統計学、サッカー)については必要に応じて説明が書かれている。しかし計量経済学の説明はけっこうさらりと書かれているので、なじみがないときちんと理解できないかもしれない。それでも話の大枠を追うのには何の問題もない。ぜひ多くの人に読んでもらいたい本である。ところで、私はサッカーにはあまり興味を持っていないので、サッカーファンが本書を読んでどう感じるのかはよく分からない。けれど、サッカーにまつわるエピソードやトリビアも散りばめられているので、おそらく楽しく読めるのではないだろうか。ただし、ここで著者による警告を紹介しておくことは有益だろう。「真のサッカー、スポーツファンへの警告。あなたにとってのビューティフルゲームに対する見方や、好きなチームや選手、あるいはピッチの内外でのあれこれについての考え方を変えてしまうことを私は望んでない。にもかかわらず、このことは起きるかもしれないと警告しておこう。これがこの本を手に取ることのリスクであり、本を読んだ後でサッカーや他のスポーツと生活とのかかわりに良くない影響を及ぼすかもしれないということは知っておいてほしい」(6頁)。
I**S
Four Stars
A great (nontrivial) use of Game Theory using football (soccer in US) as examples.