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Z**5
ライダー版に影響を与えた歴史的タロット!
カバラ研究家でタロットカードにも強い関心を示し、いくつかの展開法をも編み出したオカルティスト、オズワルト・ワースのタロットカードです。カードのサイズは一般のものより長めで、縦が13センチメートルあります。裏面は上下が点対称の図柄で、正位置・逆位置を採用できますが、色使いが山吹色に近い黄色のベースに赤で細かな模様が描き込まれていてかなりキツめなので好き嫌いはわかれそうです(中国っぽいイメージの色使いです)。寓意画の背景は写真では茶色に見えますが大アルカナ・小アルカナ共に全て金色で、そこに原色や蛍光色の寓意画が描かれています。裏面同様、かなりきつい色使いです。寓意画自体は伝統的なもので、どちらかというとマルセイユ系ですが(8番は正義、11番が力になっています)のちにつくられるライダー版がこのデッキの影響を受けているために、マルセイユ系とライダー系の両方の要素を併せ持ったデッキと言う事ができるでしょう。ちなみに占う事を主眼としてつくられたカードですので、コレクターの方にとっては寓意画は美しくも丁寧でもありませんが、タロットの歴史に大きな軌跡を残したカードですのでそうした事に興味をお持ちの方には是非お手に取ってみていただきたいものです。実占用のカードをお探しの方にはもちろんオススメで、相当キツい色使いですが気にならないのでしたら使ってみてください。(尚、小アルカナは数札です)